コンサート情報
クリストファー・ホグウッド氏招聘公演

HFJ記念年フェスティバルの最後を飾る公演として、ヘンデルの演奏・研究両面における世界最高権威クリストファー・ホグウッド氏を招聘します。

選曲はホグウッド氏自身の強い要望によります。オラトリオ《陽気の人、ふさぎの人、中庸の人》は本来3部構成ですが、ヘンデルは第3部が気に入らず、時に第3部を《聖セシリアの祝日のためのオード》と置き換えて演奏していました。今回はその形での上演となりますが、これはヘンデル没後、ほとんど例のない演奏となります。


また、オード《聖セシリアの祝日のためのオード》は「ハレ・ヘンデル新全集」から出版が予定されていますが、ホグウッド氏自身が校訂者です。本公演はホグウッド氏の最新の研究成果に基づく校訂譜を使用した世界初演となる予定です。

三澤寿喜からのメッセージ

曲目
オラトリオ《陽気の人、ふさぎの人、中庸の人》HWV55より第1部、第2部
オード《聖セシリアの祝日のためのオード》HWV76
出演者

クリストファー・ホグウッド (指揮)

佐竹 由美
(ソプラノ)

波多野 睦美
(アルト)

辻 裕久
(テノール)

牧野 正人
(バス)

キャノンズ・コンサート室内合唱団&管弦楽団 (HFJ専属)
会場
浜離宮朝日ホール
浜離宮朝日ホールへのアクセス
日時
2010年2月13日(土)15:00開演予定
チケット
全席指定
一般S=10000円 A=8000円  A席は「完売」しました。
学生=5000円(当日のみ)

<取扱い>
アレグロミュージック ・・・ 03-5216-7131
東京芸術劇場チケットサービス ・・・ 03-5985-1707
朝日ホール・チケットセンター ・・・ 03-3267-9990

チラシをクリックすると反転します。

チラシ

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ホグウッド氏から日本のヘンデル愛好家へのメッセージ

ヘンデル:《陽気の人、ふさぎの人》と《聖セシリアの祝日のためのオード》

すべてのヘンデル愛好家にとって、今年は没後250年記念という特別の祝賀シーズンです。このたび、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンの記念シーズンの最後を飾る最大のプロジェクトに関わることができますことを、私は大変嬉しく思っています。

今回、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンと私は、大変珍しい構成で、《陽気の人、ふさぎの人、中庸の人》を再現することにしました。それはヘンデルが1743年に上演したもので、このオラトリオの最初の2部、《陽気の人、ふさぎの人》に、《聖セシリアの祝日のためのオード》を連結したものです(この形での上演をヘンデルはその後1回しか行っていません)。ヘンデルは、極めて18世紀的妥協の産物である《中庸の人》を削除することで、詩人ジョン・ミルトン本来の意図に立ち還り、さらに、グランド・フィナーレとして1739年に作曲・初演したドライデンの詩による音楽讃歌《聖セシリアの祝日のためのオード》を加えたのです。

この組み合わせによる公開上演はおそらくヘンデル時代以降、初めてのものとなります。さらに、本公演は、1743年の上演時にコントラルトのシバー夫人のために特別に移調し、書き直されたアリアThe soft complaining fluteの現代初演の場ともなります。この異稿はこれまで出版されたことがなく、今回の演奏会のために私が特別に校訂したものです。このユニークなヘンデル祝賀演奏をお楽しみいただければ幸いです。

クリストファー・ホグウッド


HANDEL: L’Allegro, Il Penseroso and the Ode for St Cecilia

This season is one of special celebration for all Handelians — the 250th anniversary of the composer’s death — and I am particularly pleased to be working with the Handel Festival Japan in the final and biggest project of their memorial season. For this occasion we have chosen to recreate an unusual combination of works that Handel himself devised in 1743 (and repeated only once after that), programming the first two parts of L’Allegro and Il Penseroso, followed by the Ode for St Cecilia; by omitting the very 18th-century compromise of Il Moderato, Handel returned to the original concept of the poet John Milton, and added as a grand finale the words of Dryden in praise of music, which he had set and first performed in 1739.

It will probably be the first time since Handel’s lifetime that this combination has been mounted in public, and we take the opportunity to include a modern premiere of the air “The soft complaining flute” which Handel transposed and rewrote for the contralto Mrs Cibber specially for the 1743 programme; this version has never been published and has been edited specifically for this concert. We all hope that you will enjoy such a unique Handelian celebration.

Christopher Hogwood

クリストファー・ホグウッド氏講演

HFJクリストファー・ホグウッド氏招聘公演の翌日に昭和音楽大学でホグウッド氏による講演会が開催されます。こちらも奮ってご参加下さい。

主催
昭和音楽大学オペラ研究所
協力
ヘンデル・フェスティバル・ジャパン
演題
音楽を読み解く~作品解釈の過去と現在
日時
2010年2月14日(日)13:00-15:00
会場
昭和音楽大学南校舎5F C511教室
問合せ
昭和音楽大学オペラ研究所  TEL: 044-953-9858