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2016年11月12日

「出演者からのコメント」シリーズ 第5弾 藍原範道(キャノンズ・コンサート室内合唱団団員:テノール)

出演者の写真

写真は、2014年に亡くなられたヘンデルの世界的権威、
C.ホグウッド氏を招聘して行われた第7回公演/リハーサル風景

この合唱団には2005年の結成当時から参加させていただいております。元々バロック声楽に興味があったのですが、たまたま音楽情報誌『ぶらあぼ』に合唱オーディションの要項が載っていたので受けてみたのがきっかけです。そこから、素晴らしい仲間たちと出逢い10年以上に渡ってヘンデルの作品上演に携わらせていただけていること、本当に光栄に思います。

私が初めてヘンデルの合唱曲に出会ったのは高校の合唱部1年の時でした。年に1度ある1年生だけのステージで何を歌おうか?となった時に、誰かがどこかからメサイアの『And the Glory of the Lord』の楽譜を持っ
てきたのです(笑)私は全くの合唱初心者でしたから訳もわからず歌っていましたが、その時「なんかカッコいい曲だな」と興味を持ったのを覚えています。その後、高校時代にメサイア全曲を歌う機会もあり貴重な経験をさせてもらいました。ですので、ヘンデルとはもうずいぶんと長い付き合いです(^^)

さて、今回の演目『ベルシャザル』ですが、目下楽譜とにらめっこ中です!
ヘンデルの合唱曲は場面に応じてホモフォニーとポリフォニーが効果的に使われ、転調も「え!本当に?」と思うような大胆な箇所もあったりします。
劇的な表現に富むヘンデルの傑作を、ヘンデル研究者である三澤寿喜先生の指揮で、そしてヘンデル作品を愛する古楽オーケストラ、合唱団の仲間と共に歌えることは至上の悦びです。
1月9日、ぜひ会場で我々の熱演を楽しんでいただければと思います。

ヘンデル・フェスティバル・ジャパン、そしてCCCCの今後の活動への応援をよろしくお願い致します。